INTERVIEW

The beginning of Spinning

〜わたしの転機エピソード〜

証券会社を半年で辞め、大好きなアパレルの世界へ

両親の希望で地元に戻って証券会社に就職したが、物足りない日々を送っていたという稲葉さん。洋服が好きで、アパレルの仕事をしたかった。元々すぐに行動に起こすタイプではなかったが、「好きなことを仕事にしたい!」という思いで両親を説得。その後東京に戻ってアパレルの世界で仕事をするようになった。

彼(今の旦那さん)との出会い

元々プレスになりたいと思っていたわけではないが、販売員の先に何かチャレンジしたい、ステップアップしたいと考えていた稲葉さん。販売員時代にスタイリストの彼と出会い、「プレスの仕事があうのでは」と勧められたことがプレスという仕事を意識するきっかけに。

思いを伝え、会社の「異動希望制度」を利用してプレスに

プレスにチャレンジすることを決めたが、販売員の仕事はとても忙しく、実は異動希望制度のタイミングを2度逃してしまったという。しかしその後の異動希望提出の締め切り日に、なんとプレスのディレクターがヘルプとして店舗に。思い切ってディレクターにプレスになりたいと打ち明け、その日のうちに行動に移すことになった。これが稲葉さんにとって一番の転機となった。

- MODEL & INTERVIEW -

稲葉 真理恵

MARIE INABA / PRESS

ベイクルーズにてスピック&スパンのFA、プレスを経て、去年妊娠を機に退職し、3月に男の子を出産しました!また妊娠と同時に夫婦で作ったオリジナルブランドmap.とビンテージ&ユーズドを展開するOVERLAP CLOTHINGを渋谷区富ヶ谷にてオープン。今は育児と仕事に奮闘しております。

SHOP INFO

OVERLAP CLOTHING

渋谷、代々木上原からほど近い富ヶ谷の地に、新たなライフスタイルの発信地が誕生。それぞれ違ったジャンルで活躍する個性派オーナーがディレクションする3つの店舗が集まった小さな複合ショップ、それが「OVERLAP(オーバーラップ)」です。

Editor’s Note

編集後記

#01 PRESS / MARIE INABA

プレスになるために、「とにかく発信することが大事」と稲葉さん。また、「自分を知ってもらう行動を常に意識していた」と当時を振り返る。販売員時代から、自分らしさとブランドらしさの両方を体現するスタイリングを常に心掛けていたという。販売員時代はスタイリングを評価されブログ担当として、プレスになってからはSNSに力を入れ、ブランドの魅力を発信し続けた。時代と共に発信するものは異なるが、本質的なことは変わらない。「自分の強みを活かし、自ら発信し続けること」これが、アパレルの世界での稲葉さんの歴史を作ってきた。そして、「思いを伝え、一歩踏み出したこと」これこそが大きな転機につながったのだろう。今回はプレスについてのお話を伺ったが、どの職種であっても、挑戦してみたいと思ったらまず一歩踏み出してみることが大切だと感じた。大きな一歩でなくても、やりたいことを誰かに伝える、最初は書き出してみるだけでも良い。その小さな行動が次の行動を生み、やがてそれぞれの道が拓けるのだと思う。

Text / Rino Sekiuchi

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